ふじょしの棚卸し

15年以上のキャリアを持つ腐女子が、BL鉄板シチュに対する考察をしたり、アニメの感想を書いたりします。

スタミュOVA1巻感想 おかえりなぁぁぁぁあい!!!

正月休みに伴って全員が実家に帰省するという衝撃のエンディングを迎えたスタミュ

 

「また来年」の言葉通り、みんなが帰ってきてくれました!

2巻も発売になりましたが、まずは1巻の感想を書いておきたいと思います。

 

アバン

アバンではあのいつものBGMをバックに、星谷君が卒業セレモニーについて説明してくれます。わぁぁぁ~ほんとにスタミュだぁ...!!(当り前)

 

そして正月明け、寮に帰ってきたチーム鳳の面々が仲良く新年のご挨拶。

こういう節目節目をちゃんとやるDK...イイッ!!!!

 

ここでもやはり星谷君はお気に入りのサティスファイッTシャツを着ています。

そういや8月に出たサティスファイTシャツ、スゲー小っちゃい字で「サティスファイッ」って書いててびっくりしたんですけど星谷君が本編で着てたやつにも書いてましたっけ???

 

最終回では明言されなかったですが、まぁ当然ミュージカル学科への正式入科が決定していたチーム鳳。

しかしもうスター枠ではないため、鳳先輩の餞となる卒業セレモニーに出る権利はありません。

そんな中、星谷君には何か腹案があるようで...

 

オープニング

PVできいたときから思ってたけど、まず歌が(・∀・)イイ!!!!

いや、一期のOPもとっても良かったんですけど、ミュージカルアニメだし、やっぱり私としては他の歌手さんの楽曲じゃなくて、この物語の主役であるチーム鳳のみんなに歌ってほしいんですよね!

スタミュらしい前向きでキラキラした歌で、気持ちがグッと高まります。

星瞬COUNTDOWNみたいに各自が一人で歌ってるバージョン欲しいなぁ。

そもそもフル欲しい。

 

歌だけじゃなく映像の方も素晴らしくてですね、みんなのシリアス顔とかもう言い出したらキリがないくらい。

特に戌峰くんのマジ顔かーらーのー汗も滴る良い月皇君!の流れに震えました。

戌峰くんのマジ顔は反則だよぅ...!!!!

桜吹雪の中歩いてる華桜会メンバーに鳳先輩が合流するシーンも、嬉しいやら切ないやら...

処理が追い付かずイチイチ一時停止して呼吸を整えながら見ました。

OPから息つく間もないなんてスタミュ公式様の鬼畜!抱いて!!

 

Aパート

アバンですげーイケメンなキメ顔をかました星谷君の腹案とは、ズバリ優等生作戦でした。

教え子である自分たちの評価を上げることによって、鳳先輩の華桜会復帰につなげようという作戦です。

 

...それ効果あるか?そもそも復帰の可否判断するの誰や??と純粋に疑問に思いましたが、可愛いから許す。

 

綾薙学園生のLINE的グループトークでも、様子がおかしいチーム鳳は話題の的に。

「生まれ直し?」というからかい文句が天花寺君の愛されっぷりを感じさせます。

 

そんななんちゃって優等生となったチーム鳳にツッコミを入れるのは、もちろん良き友人でありライバルであるチーム柊の面々です。

 

さっそく卯川君が相変わらずクソかわいい呆れ顔を披露してくださいます。

チーム柊はみんな寒がりなのか、全員制コートを着込んでいてかわいいです。

綾薙学園は制服が制服っぽくないので、制コートの方が高校生感が出て大変美味しゅう御座います。

 

良くも悪くも目立つチーム鳳の優等生作戦は、華桜館メンバーの耳にまで届きます。

暁先輩はやはりこまめにネットを巡回するタイプらしく、チーム鳳優等生作戦の噂を見つけてつい渋い顔になります。

この時に映り込む「生まれ直し?」の投稿にイイネ的なのが181もついてて本当にびっくりした。綾薙学園って何人学生いるの...?

 

「鳳くんの忘れ形見」という言い方に漂う鳳先輩の亡き人感に一瞬おののきましたが、そういえば星屑ムーブメントでも鳳先輩そんな扱いだったことを思い出してちょっとフフッとなりました。

鳳先輩元気だよ!生きてるよ!!

 

そして暁先輩からチーム鳳の優等生作戦の話を振られた柊先輩。

亡き夫を想う未亡人の顔で微笑みます。

...イイッ‼ この兄弟、イイッ!!

チーム鳳のこととなると頭を抱えていたあの柊先輩が、こんなに優しい顔で微笑んでくれるなんて。

一期のいろんなことを思い出してうるっときました。

 

そこに楪先輩と漣先輩がご登場、現華桜会フルメンバーです。

楪先輩が綾薙祭でのチーム鳳のパフォーマンスの話題を暁先輩に振るものの、暁先輩はそれには答えず部屋を出てしまいます。

 

暁先輩だけでなく、皆の脳裏には2年前の卒業セレモニーでチーム月皇として5人で遥斗さんを送り出せなかったことが浮かんでいました。

暁は未だ整理がつかないんだろう、と暁先輩に理解を示す漣先輩。

しかし楪先輩は、「それならなおさら鳳は戻ってくるべきデース!」と、今度こそ5人で卒業を迎えるべきだと訴えます。

みんな色々と考えすぎてしまって簡単には口に出せなくなってしまった思いを、こういうふうに真っすぐに言ってくれる楪先輩、本当に尊い。

 

そして場面は、鳳先輩のおじいさま、柊家のお屋敷へ。

何やらお話しがあって鳳先輩が呼び出されたご様子。

本編ではチーム鳳の視点から、先輩として描かれることの多かった鳳先輩が、おじいさまと対峙して年相応な姿を見せているのは新鮮です。

特に「上っ面だけの愛想」とバッサリ切り捨てられた後の複雑な表情など、おじいさまにか引き出せない表情です。

 

そしておじいさまが鳳先輩を呼び出した本題は、鳳先輩の華桜会脱退の責任の一端は自分達にもあるということで、鳳先輩の華桜会復帰を許可することを求めた華桜会からの嘆願書がおじいさまの元に送られたということでした。

桜会復帰を断ろうとした鳳先輩ですが、もう一度よく考えるようにと説得され、鳳先輩は返事を保留して帰路につきます。

 

 

一方、優等生作戦一日目にしてお疲れモードのチーム鳳はなぜかチーム柊の練習場に。

 

チーム柊が卒業セレモニーの演目決めの参考にと、中学の制服を貸してくれるようチーム鳳のメンバーにも声を掛けていたようです。

スタミュきってのモテキャラである虎石くんも自前の中学時代の制服を持ってきており、第二ボタンどころか全部のボタンを女子に配ったようです。

最終的にはシャツのボタンまで配っていたとのこと。さすがすぎるよ虎石くん...ってかこの文化って実在するのかなこわい...

 

空閑くんは喧嘩の時の血と思しき汚れがベッタリと付いた学ランを持参。

 

おい愁!血はなかなか落ちねぇんだから母ちゃん困らせんじゃねぇ!!

 

と思いましたが、しかしここはむしろ、めちゃくちゃ汚れが目立ちそうな綾薙の制服を一年近く綺麗に使った空閑くんの成長を褒めるべきかもしれません。

 

戌峰くんの応援部話や、チーム柊総出の卯川くんイジリなどでみんなが盛り上がる中、表情に陰りがある星谷君を気に掛ける辰己くん。

 

リーダーふたりきりでの帰り道、鳳先輩の復帰のために奮闘する星谷くんに、それは自由を愛する鳳先輩の意志に添うものだろうかと問いかけます。

それに対する星谷くんの答えは、「そうかも。だから、これはわがまま。」

 

つまり星谷君たちの行動は鳳先輩のためというよりもむしろ、チーム鳳として最高のステージをプレゼントして鳳先輩への感謝を示したいという自分のわがままであると答えます。

この答えを聞いて一瞬虚を突かれた表情になった辰己くん、柔らかく微笑んで「君は素敵だね」と、かつて合宿で星谷くんに投げかけた言葉をもう一度口にします。

しかし今度は言葉に続きがありました。

 

「素敵なリーダーだってこと」

 

この流れ、本当に何度見ても本当に涙が抑えられません。。

星谷くんが誰かのためでなく、チーム鳳のリーダーとして自分自身で、鳳先輩を最高のステージで送り出したいと決断したからこその、「これはわがまま」という発言だと思います。

申渡くんの「辰己こそ王にふさわしい」という言葉通り、辰己くんは無意識か意識的かわかりませんが、このとき星谷君のリーダーとして器を推し量るために質問したのかなと思います。

そして星谷君のリーダーとしての自覚を感じたから、7話のときとは全く違う意味で星谷君のことを素敵だと言ったんですよね。

全然タイプは違うけど、本当に二人とも素敵なリーダーだよ本当に...

 

で、ここで二人の歌が始まります。

これもまたいい曲で...。

スタミュのこれまでのミュージカルシーンって、たしか華桜会ご登校以外異世界ワープして衣装もチェンジしてたと思うのですが、この曲は二人ともずっと綾薙の校舎も前で歌ってくれてます!

異世界ワープももちろん大好きなんですが、すごくミュージカル感があってよかったです。急に歌うよーとは言わせぬ!(´∀`)

 

 

リーダー二人の歌のあとは、再び鳳先輩のターン。

何だか仙台駅前っぽい陸橋に降り立った鳳先輩。そこには日本一赤いマフラーが似合う男、暁鏡司の姿が...!

 

 

Bパート

 

暁先輩はもともと鳳先輩の最寄り駅を知っていたわけではなくて、初詣のときに鳳先輩が降りた駅から推測して、ずっと駅で鳳先輩が来るのを待っていたようです。唇青いってどんだけ待ったの...(;ω;)

暁先輩の「戻ってこないのか?」という問いを、笑ってかわそうとする鳳先輩。

そんな鳳先輩の態度が許せない暁先輩は鳳先輩の胸倉を掴んで詰り、形だけの笑みを浮かべていた鳳先輩が、暁先輩の気迫に気圧されて謝ります。

桜会復帰を躊躇う鳳先輩に、暁先輩は自分たち華桜会メンバー以外にも鳳先輩の復帰を待ち望んでいる人間がいることを仄めかせ、明日は必ず学校に来るよう伝えます。

素直にはなれないけれど、鳳先輩の華桜会脱退に責任を感じ、今後のことを気遣う暁先輩の気持ちが伝わってきます...

別れ際に鳳先輩が暁先輩に礼を言い、そして華桜会のミュージカルシーンへ。

 

spoonのインタビューで確か監督が先輩という立ち位置だが、華桜会もまだ高校生なので、OVAでは等身大彼らを描くとおっしゃっていましたが、このミュージカルシーンはお衣装も本当に可愛い‼

歌詞はストーリーに合わせて卒業を感じさせて少し切ないんですが曲調は明るく、みんなの表情も晴れやかです。

色々あったけれど再び5人の心が重なったんだなぁと感じてじーんとなりました。

そしてOPでも言いましたが、後ろから鳳先輩が来て最後に合流する演出泣いてしまうやろー!

 

そして場面は翌日の綾薙学園へ。

チーム鳳はみんなで仲よく優等生作戦を続けています。

ぶつくさ言いながらも付き合う天花寺くんは安定の可愛さです。

大声でタヴィアンと過ごす時間が減るだろーが!と絶叫する天花寺くん、学生寮で猫を飼っているという冷静に考えたらかなりヤバイ校則違反を隠す気はもうないんでしょうか?

一方勤労学生空閑くんは立ったまま寝てます。さすがにその年で過労はマズイと思うので、空閑くんお願いだから部屋で寝よう...‼

 

そこに楪、漣先輩の二人が登場、校内清掃に励むチーム鳳に声をかけます。

チーム鳳は、絶好のアピールチャンス!とばかりに一列にピシッと並んでご挨拶。

このときの皆の後輩感、がんわ"い"い"ぃぃぃぃぃぃ...‼‼ジタバタ

天花寺くんなんてふだん先輩にタメ口のくせに...(´∀`)

そりゃ楪先輩も「可愛いデース」ってなりますわ!でも楪先輩さ、アンタもその母性愛に満ちた顔可愛いデースからねっ!

 

 しかし、華桜会メンバーが鳳先輩復帰の権限を持っているわけではないと伝えられ、リアルorz状態になる星谷君。

その様子を影から見守る柊先輩と暁先輩は、健気なチーム鳳に思わず自責の念に駆られます。

 

そこに暁先輩との約束通り登校してきた鳳先輩、自分の教え子と元チームメイトたちのやりとりを見て胸を打たれます。

ゆっくりとした足取りで、チーム鳳の元へと歩み寄る鳳先輩。

鳳先輩の止め絵、1話の初登場シーンと同じ構図ですよね...あの時は別室モニタに爆笑してたのにこんなに泣かされるなんて...(;ω;)

 

鳳先輩の姿を認め、パァッとみんなの表情が明るくなります。

どうしても星谷くんがフィーチャーされがちですが、みんな鳳先輩のことが大好きだってことがすごく伝わってきます。嬉しいよね...よかったね...‼

 

ただいま、と少し照れながら告げる鳳先輩に皆が駆け寄り、鳳先輩は両手を広げてそれを受け止めます。

同じ画面にこの6人が収まっているということがもう、どうしようもなく嬉しくて尊くて、また涙腺崩壊です。鳳先輩がいてこそのチーム鳳だよ...

 

取り囲んで口々におかえりなさいと告げ、もみくちゃにされる鳳先輩を見て微笑む華桜会メンバー。

彼らにとっても、チーム月皇としてかつて4人で臨んだ卒業セレモニーは特別な意味を持ちます。

今度は送り出される側ですが、5人揃って華桜会として臨めるわけです。

もう、ほんと、よかったね...みんな、よかったね...

 

チーム鳳がようやく再始動というわけで、久々に鳳先輩のあのセリフが!

「さぁボーイズ、遊ぼうか!」 

何とまさかのウィンク付きで、茶目っ気たっぷりにみんなに呼び掛ける鳳先輩。

この瞬間を待っていたんです...本当にありがとう...。゚(゚´Д`゚)゚。

そして我々視聴者よりもずっとこのセリフを待ちわびていたチーム鳳のボーイズ、文字通り飛び上がって喜びます。

みんな嬉しいよね、よかったね、本当によかったね...もう私は語彙が死んでしまったよ....

 

そしてこの神がかった流れのままEDへ。

 

ED

 

歌詞が切ない...‼卒業セレモニーの話だってわかってるんだけど、やっぱりさみしい...

先輩を送り出すチーム鳳、柊のメンバーが先輩に教わったことを胸に強くあろうと、自分に言い聞かせてるようにも聞こえます。

師弟の絆が耳に染みる...

 

映像はチーム鳳、柊メンバーのオフの日中心で、意外な組み合わせもあってすごく可愛かったです。 

まずみんな私服ゥゥゥゥゥ...ギルティ!‼

特に那雪星谷月皇トリオの山ボーイと虎石戌峰コンビのチャリダー私服が悶絶でした。

や、スイーツ男子な天花寺空閑組も、変なモニュメント前でクレープ食べてる辰己申渡卯川トリオももちろんかわいかったですけどね!ってこれ全員ですか、全員ですな。

 

そして最後は全員で鳳先輩と柊先輩の元に駆けていきます。

制服の二人を見るのもOVA2巻で最後か...(´;д;`)ウッ

 

Cパート

遥斗さんの近況をテレビで知るチーム鳳。

しばらく海外に拠点を移すそうです。

ということは二期ではチーム鳳と直接の絡みは減っちゃうのかしら ...(´・ω・`)

寂しくなるなぁ海斗ちゃん、と距離近めでからかう天花寺くんと、それを軽くいなす月皇くん。ンンンンカワイイィィィィィ...

 

そして話題は卒業セレモニーに。

完全に出遅れてしまったチーム鳳ですが、鳳先輩の卒業の餞に最高のステージにしよう、と空閑くんが呼び掛けます。

しかし星谷くんは、卒業という言葉で改めて鳳先輩が学園を出てしまうということを意識し、シュンとしてしまいます。

しんみりした空気を振り払うように、天花寺くんが卒業せずにずっと居座られた方が心配だぜ、と冗談めかして、星谷くんも気持ちを切り替えます。こういうさりげない気遣いというか空気感が、チーム鳳として過ごした期間を感じさせます。

 

そしてみんなで最高のステージにすることを誓って、OVA1巻は終了です!

 

 

OVAでありながらも本当に一期の続き第13幕という感じで、勢いそのままに楽しむことができました!

また時間見つけて2巻も感想を書きたいと思いますが、ひとまず1巻の感想でした。